国連が幸福度調査というのを実施したそうだ、上位の国のランキングは以下のとおり。
1.スイス
2.アイスランド
3.デンマーク
4.ノルウェー
5.カナダ
6.フィンランド
7.オランダ
8.スウェーデン
9.ニュージーランド
10.オーストラリア
ちなみに日本は46位で、最下位はアフリカのトーゴという国だ。何処だかよくわからなかったので地図で確かめたらギニアの隣だった。
何を基準にして「幸福度」を決めているのかというと、国民1人あたりの実質GDP(国民総生産)、健康寿命、人生選択の自由度、汚職レベルの低さ、寛容度を変数として割り出すそうだ。此処で言う寛容度は写真用語でいうラチチュードと同義語ではない。原文では以下のとおり。
The six factors are GDP per capita, healthy years of life expectancy, social support (as measured by having someone to count on in times of trouble), trust (as measured by a perceived absence of corruption in government and business), perceived freedom to make life decisions, and generosity (as measured by recent donations, adjusted for differences in income).
異文化、異人種、異なった価値観に対する寛容性の低さが原因で日本の順位が下がったのかと思ったが、慈善事業等への寄付に基づく指標のようだ。
ノルウェー、デンマークなど、北欧には長期滞在した。確かに平和で良い所だったが、住むとなると税金が高い。それに田舎なので若いうちは退屈かもしれない。首都のコペンハーゲンやオスロでもせいぜい浜松とか北九州ぐらいの規模だ。アイスランドなんて全人口が30万ちょっとなので、日本で言えば越谷市ぐらいの規模だ。国家としてアメリカや日本と同列に論じて良いのか些か疑問である。
とりあえず思いつくこのリストの最大の欠点は「治安」を全く考慮に入れていない点だろう。だからイスラエルが11位にきてしまう。あんな危険な国に住みたいと思う人が世界に何人いるだろうか? 治安を考慮にいれれば日本の順位は上がるし、オランダ、イスラエル、アメリカ辺りは下がるだろう。
徴兵制の有無も考慮に入れてほしいものだ。無理やり軍隊に徴用されて幸せですか? 軍隊で働きたいのだ、という人は志願すればいいだけ。強制力のある徴兵制度のある国の幸福度は大幅に下げるべきだ。
上記2点を勘案しても日本がトップに立つことはないだろうが、私は日本人で幸せです。生まれ育った国なので愛着があるのはもちろんだが、文化や歴史など数値化できない要素も大きいかもしれない。とはいえ、日本が幸せな国だとみなされるに越したことはないので、日本の寛容度をあげるべく少し寄付してみた。そういえば震災のときに赤十字に寄付て以来どこにも寄付していなかった。
http://worldhappiness.report/
http://www.afpbb.com/articles/-/3046325