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かえるプランの残価を再分割してもらった

私はMR41S型のハスラーの新車を残価設定5年払いのローンで買ったのだが、来年の6月に最後の支払いが来る。この最後の支払いというのが厄介で、私の場合は43万円ほど一括で払わないとならない。ぎりぎりのキャッシュフローで生きている零細フリーランスとしては、なかなか厳しい支払いだ。

このタイミングで新車にまた買い換えるという選択も当然ある。本来はそのための残価設定ローンだろう。ちょうど新型のハスラーも出ることだし、なかなか良いタイミングなのかもしれない。しかしながら私はすでに9万キロほど走行しているので、残価が満額保証されない。どのみち追加で払わないとならないのだ。仮にこの車を43万で購入できるとすれば悪くない取引だと思う。走行距離は嵩んでいるが、細かい故障はすべて直しているし、オイル交換もちゃんとしているので、むしろ安心感がある。設定された残価以下の金額で売って新車に乗り換えるのは馬鹿らしい。正直なところ、そうまでして乗りたいというほどの魅力を新型ハスラーからは感じなかった。結局のところエンジンも地上最低高も一緒で、悪路の性能が大幅に上がるALL GRIPもつかなかった。

そんなタイミングでスズキファイナンスから、残価設定ローンの残価も再分割してクレジットで払えますよ、という案内が来たので、6ヶ月点検でスズキに行ったついでに見積もりを出してもらい、その場で審査を通してもらった。この審査は最優先事項だったので、万が一にも落ちることが無いように秋にはローンでの買い物を控えていたのだ。車がないと生活できないし、43万6千500円を捻出するために高い金利で借りるのは絶対に避けたかった。

懸案事項だった金利だが新車購入時と同じ3.9%という良心的な利率だったので一安心だ。ちなみに期間は1年、1年半、2年から選択することができた。最長で2年である。2年を選択したので、結果的に7年のローンで新車を買ったのと同じことになりました。

この調子で行くとローンが完全に終わる頃には14万キロの走行距離になっているが、それなりにちゃんと整備をしているし、無茶な乗り方はしていないので、消耗品以外は大丈夫なのではないかと期待している。友人が乗っていたVAMOSはお世辞にもきちんと整備されているような状態ではなかったが、20万キロ以上普通に走っていたので、そのぐらいはきっと持つだろう。

スタックに備えて車に積みっぱ。ハスラーに最適! 愛用しています。

2022年6月に車のローンが終わって、2022年8月に家のローンが終わるので、その後は少し楽になるはず。今もセミリタイアみたいな生活をしているが、スリークォーターリタイヤぐらいにできそうだ。報酬系の仕事をやれば、このぐらいの残価はすぐに払えるのだけど、そうするといつまで経ってもラットレースから抜け出せないので、これまで通り地道に不労所得を増やしていきます。

根が働きたくないでござるなので・・・

海外の富裕層は本当に高級ホテルを求めているのか?

政府が援助して高級ホテルを50ほど新たに作るというニュースが出ていた。曰く、日本各地に世界レベルの高級ホテルを50ヶ所新設して、海外からやってくる富裕層の需要に応える、のだそうだ。

しかし、本当に富裕層は高級ホテルに泊まりたがっているのか? 正直なところ疑問だ。なぜかというと私の知っている富裕層の人間は、ホテル代をケチって1万前後のところに泊まる人が多い。

富裕層の定義は『1億円以上の純金融資産を持っている人間』ということになる。なぜ彼らがそれだけの資産を持てるようになったのかというと、ケチ、いや質素だからだ。そして彼らは賢いので、金が金を生むということを知っている。稼いで倹約して不労所得を生む資産を増やして、不労所得の範囲内で生活して、さらに資産を増やして不労所得も増やす。このサイクルをずっと続けている。

ちょっと稼いだらすぐに使ってしまうタイプは決して富裕層にはなれない。このあたりについては『となりの億万長者』あたりを読んだ人には常識だと思う。

富裕層だからガンガン出費するだろうというのが、そもそも勘違いだと思う。実際にガンガン使うタイプは蓄財意識のない高給取りや、稼ぐ以上に使っちゃう見栄っ張りが多いのではないだろうか? 

資産10億以下の富裕層はそんなに贅沢しない。資産100億以上の超富裕層になると大抵の贅沢は単なる誤差になるので、たぶんたくさん遣うのだろう。

価値観が多様化している現在においてホテルの快適さをトッププライオリティに設定している層がどれだけいるのか、という疑問もある。

富裕層の中には働かないで不労所得だけで生活しているような人間も多い。当然彼らはその不労所得の範囲内で生活しなければならない。例えば資産10億円を年利5%で回していたら年収5000万円だ。そこから税金などを払い、資産をさらに増やすための投資もするから、彼らが実際に使えるお金はそれほど多くない。

私をガイドとして雇う富裕層もこのタイプが多く。無駄に長期滞在する。彼らにしても、数日間だけ日本に滞在するのならば高級ホテルに泊まるのかもしれないが、平気で1ヶ月以上滞在する。そうすると一泊10万円の宿に30日だと300万円の出費だ。年の半分ぐらいはホテル暮らしという者も少なくないので、そのクラスの宿に常に泊まるとすると年間2000万円近い出費になってしまう。

私が知っている人たちの場合、通常は一泊1万程度の宿に泊まって、インスタで見栄を張るときだけ高いところに泊まる。当然インスタ映えしない高級ホテルは無意味になる。

資産100億円以上を持つような超富裕層にとってはホテル代などどれだけ高くても誤差のようなものだろうから、最高級のホテルに泊まるのだろう。が、そのレベルの超富裕層の数はそう多くない筈だ。私が知っているようなレベルの富裕層は、ホテル代を節約してフェラーリをもう一台買ったほうがずっといい、というような考えのなのだ。

正直言って、私が直接知っている数人のサンプルに基づいた意見なので偏っている可能性は高いかもしれない。一日5万円払ってプロの写真家をガイドとして雇ってまでして、良い写真を撮りたいというちょっと変わった人たちだ。いってみれば彼らはホテル代を削って私を雇っている訳だ。

何れにせよ富裕層はガンガン消費するという思い込みは基本的に間違っていると思う。富裕層の客がコメダで食べきれなかったサンドイッチをお持ち帰りしたいと言い出して、私が通訳して頼んだことがある(ちょっと恥ずかしかった)。

旅館ではなく現代的なホテルの需要が増えているのは間違いないと思う。が、高級ホテルに関しては、本当にそんなに需要があるの? といささか懐疑的な印象を持っています。