月別アーカイブ: 2019年3月

Pond5がロイヤルティポリシーを変更

イチローの引退に気を取られている隙きに、Pond5からさり気なく通知のメールが届いていた。要約すると、Pond5はExclusiveつまり排他的な契約を導入することにしたそうです。Exclusive契約のアーティストは50%から60%にコミッションレートがアップする代わりに、Non-exclusiveのアーティストは50%から40%に下がる。この変更は4/8から実施されるとのこと。

いままでさんざん我々はクリエーターの味方だから取り分はフェアな50-50だとか言っておいて、この仕打。正直言って裏切られたという感覚が強い。実際問題、ShutterStockのほうが販売力があるし、日本のコンテンツだったらPIXTAのほうがまだ金になるぐらいなので、フッテージ販売を収入源としているプロ・セミプロがPond5とExclusive契約を結ぶことは無い。つまりいままで貢献してきたクリエイターを裏切ったコストカット以外の何物でもない。

Pond5は日付や説明文の入力もしないとならないので、登録もちょっと面倒です。英語が得意でない人は無理して登録する必要ないかも。ウェブサイズのデータ販売が始まったときも一方的に安い値段をすべてのクリップにつけてきたので、手動で全部直さなくてはならなかった。もはやPond5は手間がかかる割には儲からないサイトになりつつある。

こうなってくると50-50 non-exclusiveのポリシーを一貫して維持しているAlamyは偉いな、と思います。Alamyは裏切らないでくれ。

こんなふうにすぐにポリシーを変更する会社にExclusiveでコンテンツを預けるのリスキーですよ。コンテンツを囲い混んだ後で、Exclusiveのロイヤルティレートを下げるっていうようなこともやりかねない。

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ピエール瀧がコカインで逮捕された

ピエール瀧と言えば電気グルーヴのメンバーでクリエイティブなことは卓球とまりんがやってお祭り担当の人というイメージだったが、最近は役者としてブレイクしているようだ。私も彼が出演している作品をいくつか見たが、良い役者だと思う(今Wikiでざっと調べてみたら作詞などもしていたようです)。

日本の場合は覚せい剤で捕まる人が多い。もともと日本軍が開発したヒロポンが元になっているので、日本人は愛着があるのだろう。時代が変わって今では違法だが、もともとは日本国政府が国民を効率の良い殺人機械にするために作っていたものだ。だが、彼は同じアッパー系ドラッグでもコカインで捕まった。

コカインを愛用していた有名人は多いが、私がまっさきに思い出すのはコナン・ドイル。コナン・ドイルがコカインを摂りながらシャーロック・ホームズを書いていたのは有名な話だ。当時はまだ中毒性などについては明らかになっておらず、合法だったはずだが、コカインがなければあの不朽の名作もなかったのかもしれない。

コナン・ドイルがコカインをやらず、シャーロック・ホームズも生まれなかった世界と、コナン・ドイルがコカインをやって、シャーロック・ホームズが生まれた世界、どちらが良いでしょうか?

個人的にはアーティストや役者が良いパフォーマンスを発揮して、世界を豊かにしてくれるのであれば、ドラッグなんて何をやってもまったく気にしない。もちろんドラッグを取ることによって、凶暴になって傷害事件を起こしたりするならば、取り締まる必要がある。

私は自分の権利が侵害されないのであれば、他の人が何をやっても気にしない。コカインだろうとヘロインだろうとスピードボールだろうと好きにすれば良い。その結果廃人になるとしてもその人の自由だ。

酒井法子が日本中から叩かれていたときもまったく理解できなかった。ドラッグを摂取して踊っていただけで、ドラッグを摂取して他人の家の窓を割っていたわけじゃないでしょ? まったく迷惑を受けていない人たちが、ものすごくヒステリックに反応していて驚いた。

一方で私は暴走族などのように直接的に自分の静かな生活を破壊する者には寛容になれない。だが、どうやら日本における一般的なコンセンサスでは、マリファナを吸って自分の部屋でピンク・フロイドをヘッドフォンで聴いている人のほうが、素面で騒音を撒き散らし交通を停滞させる暴走族よりも悪人らしい。まったく理解不能だ。

日本人のこの感覚はなんなんだろうか。究極の横並び体制。自分が経験したことがないフィーリングを他の日本人が経験することは許せない、という感じなんでしょうか。だったら未来永劫まともなリーダーなんて出てこないよね。「違う」こと自体が許せないんだから。「平凡」な人間しか残らない。

日本は未だに家族主義と個人主義との間の中途半端な位置で停滞しているが、長い目で見れば日本でも若い人の間ではリバタリアン的な個人主義が広がると思う。最近の若い人は自分が若い頃のような人が多い。つまり個人主義が一段階進んだのだろう。

e-Tax ID・パスワード方式の罠

別に反体制とか公務員が嫌いだとかそういうことはありません。が、一連の税務署とのやり取りには失望させられました。

今年からID ・パスワード方式というものが採用され、税務署まで行って本人確認すれば、インターネットから簡単に申告ができるようになる。という触れ込みだったので、早速最寄りの税務署(と言っても田舎なので30km以上離れている)まで行きました。

税務署に置いてあったWindowsのノートパソコンで入力したのですが、MACに慣れているので微妙に入力しづらい。入力が終わったものをプリントアウトして見せてもらった時に、自分の名前を誤変換していたことに気がついて、修正を要求したら若い担当者は対応不能なようで上司を連れてきた。

すぐには修正できないが一週間以内に修正して知らせる、とその上司が言うので、正しい名前と連絡先を告げて帰った。

この段階ですでに気になることがいくつかあった。申告フォームに記入中に担当者が後ろでずっと見ているのだ、しかも設定中のパスワードはアスタリスク(*)ではなく、そのまま出てくる。背後で人が見ている状態でパスワードを入力してもパスワードの意味が全く無いので、私が彼に見ないように指示をした。こんなの常識ですよね?

また本人確認もちゃんとしていない。一応マイナンバーカードも持っていってノートパソコンが置いてある机に置きながら作業したが、手にとって確認することはついぞなかった。あれじゃなりすましも可能なんじゃない? セキュリティ感覚の欠如が激しく、この段階ですでにこんな制度を使って大丈夫なのか? という疑念が湧いてくる。

一週間ほどして、例の上司から電話がかかってきた。「登録情報は修正できないが、申告書の名前は直しておいた」と言う。申告書が何を意味するのか不明なので、「じゃぁそれで納税手続きをしても問題ないんですね?」と質問しても、「申告書の名前は直しておいた」の一点張りで要領を得ない。どうやらこの人もよく理解できていないようだが、システムに登録された情報自体の修正は本人が行わないとならないようで、もう一度わざわざ大月まで行かないとならないらしい。

要するにこの税務署にはこの新制度をきちんと理解できている人が一人もいないのではないか? という疑念がわく。とりあえず今年は例年通り紙で申告することにしました。ちょっと恐ろしくて発行されたPWとIDは使えない。本人確認もせずに本名と違う名前で登録されてしまったままで直せないのも気分が悪い。

そして驚きなのがマイナンバーを申告書に同封しないとならないということ。郵送の途中で誰かが見ることもありえます。マイナンバーは人に見られないようにと言いながら、このような穴だらけの運用をする。郵送する際に厳重に封をして追跡サービスを利用すればリスクは減るだろうが、結構高い。

仕方ないから完成した書類は郵送ではなく直接届けに行って、ついでに登録情報を直そうと思う。遠いけどね。

そもそもなんのためのマイナンバーなんだろう? マイナンバーも入力して、タイプした個人情報と照合し、両者の間に違いがあればエラーが出るようなシステムにすれば、そもそもこんな問題起きない。

全国で何人ぐらいの人が間違った個人情報で登録されてしまったのだろうか?

P.S. 本日税務署まで行って紙の申告書を提出してきた。「本人がログインして訂正する必要があるという意味で、また来てくれとは言っていないが、上手く伝わらなかったようだ」と税務署員は言い張った。大嘘だ。証拠が残るように連絡は電話ではなくメールでしてほしい。いちいちゴネるのも面倒なのでおとなしく帰ってきたが、不信感が増した。

スマホのメモリも多めなことだし、通話内容を全部録音するアプリを入れておくかな。

オリンパスがデジカメ事業から撤退するかもしれない?

オリンパス、“物言う”外資系ファンドを経営に参画させるウルトラCで株価急騰 〜デジカメ事業から撤退の可能性も〜

というニュースが出ていた。あくまで推測に過ぎないが、カメラ部門は赤字を垂れ流しているのだから有り得る話だ。危ないと言われているニコンでさえ、カメラ部門は一応利益を出している。ニコンが危ないのは半導体装置事業などが更にひどい状況だからだ。

最近はボディ内手ぶれ補正機能を搭載したカメラが増えたが、手ぶれ補正の技術に関しては間違いなくオリンパスが一番だと思う。その点は非常に魅力的なのだが、近ごろはオリンパスのカメラを買っていない。

なぜマイクロフォーサーズではPanasonic GH5を使ってE-M1MK2を使わないかというと、動画だ。動画のクオリティがぜんぜん違うし、オリンパスのカメラはマイクプリの質も低い。駄目な音しか撮れない。別途レコーダーを用意すると作業が増える。フリーランスにとって作業が増えるというのは収入が減るのと同じことだ。

もし、OM-Dが4K 422 10bit内部録画なサポートし、プリアンプの品質を上げたならば間違いなく購入するだろう。オリンパスの手ぶれ補正技術があれば、ジンバル無しで運用できる。ものすごくスピーディに4Kのフッテージを量産できてしまう。しかし、上層部がインタビューでスチールに注力すると言っているので、望み薄だろう。

スチールだったらフルサイズ機が欲しい。フルサイズであの手ぶれ補正だったら最高だ。三脚なんていらない。動画も静止画も両方撮る必要があって1台しか持っていけないときはPanasonic GH5を持っていくが、スチールは大したことない。所詮はマイクロフォーサーズ。大伸ばししないのであれば十分とも言えるが、フルサイズの高画素機に慣れた人にはがっかりな画質だと思う。私の場合は風景がメインなので、プリントにしてもストックにしても高画質な方が望ましい。A4雑誌の大きさまでの仕事ならばMFTで十分だろうけど。

というわけでオリンパスの技術の凄さは認めつつ私のニーズとは噛み合わないので、買えないでいる。

確かに小型カメラのニーズはあるのだろうけど、スマホがどんどん進化しているので、M43はどんどん苦しくなる。マーケットの規模がぜんぜん違うので、スマホのカメラには途方もない研究開発費が掛かっているのだ。スマホよりもちょっと大きい、という程度のセンサーだと勝てなくなるだろう。カメラを買うのはマニアとプロだけになるので、M43を選ぶ人はどんどん少なくなるだろう。APS-Cやフルサイズでも十分にコンパクトな機種があるし、高画質のスマホもあるので、静止画では望遠域以外で使う理由があまりない。

E-M1Xは凄いカメラだと思うけど、売れないと思う。絶賛する人は多いが、実際に買う人は少ない。そういうカメラだと思う。私も収入が今の倍あったら欲しいが、どうしても必要なカメラではないので手が出ない。フルサイズとヨンニッパは重くて持てないけど、カワセミが撮りたいというような人ならば是が非でもほしいだろうが、ちょっとニッチすぎる。M43にあの性能を求める人の絶対数はかなり少ないと思う。

オリンパスはLマウント連合に入ってフルサイズで戦うのが一番良いと思う。マーケットは縮小していくのだから、すべてのマウントが残れるわけではない。オリンパスが一社でM43を支えるのは厳しいだろう。Panasonicは一応M43も引き続きサポートすると言っているが、徐々にフェードアウトしていくのは間違いない。ペンタックスも同様に単独で自社マウントを支えるのは厳しいと思う。

もし仮にオリンパスがカメラ事業から撤退することになったとしても、手ぶれ補正の技術は圧倒的だし、手持ちハイレゾみたいな独自の技術も持っているので、カメラ事業だけ買収したがる会社もあるのではないだろうか? 買う余力があるのはソニーとキヤノンぐらいだろうから、その時にミラーレス時代の覇者が決定するかもしれない。

同じ時代に生きている奇跡

YouTubeを眺めていると頻繁に流れてくるCMがあって「同じ時代に生きている奇跡」とかほざいている。勘弁してくれ。ホモ・サピエンスの人口は73億人を超えている。今までの人類史でここまで人口が増えたことは一度もないから、奇跡でもなんでもない。石器時代に一緒にマストドンを狩ってた人たちのほうがよほど「同じ時代に生きている奇跡」を感じていただろう。

という暴言をツイートしようかと思ったが自重した。SNSを写真家業の広報ツールとして利用するようになって、放言ができなくなった。どうせこんなブログ誰も読んでいないだろうからここに吐き出させてもらう。

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in ~

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in ~ 以下はパス

というエラーがブログ上に3つも吐き出されるようになってしまった。どうやらPHPを3.xから7.2に一気にアップデートしたのが問題だったようです。古すぎても問題出るし、最新のも問題出るし、面倒ですね。

この問題の対処法はいろいろなサイトにコードの修正として記載されていますが、私の場合、単にプラグインを全部最新のものにすることで解決しました。まとめて作業したので具体的にどのプラグインが原因だったかは特定しておりません。

コードの修正とかめんどくせーって人は試してみるのも良いかもしれません。

WordPressのTwenty Twelveで幅調整ができない!

WordPressのTwenty Twelveで幅調整ができない! という問題にぶち当たりました。検索するとこの手のサイトがうようよとヒットするので、そのとおりにCSSを変更したのに反映されない。WordPress 5.1にアップグレードしたのが問題なのかもしれない。

いろいろと試してみた結果、Additional CSS (追加CSS)の空白部分に上書きしたい設定を書き込むことにより反映されました。私が変更したかったのは右側のナビゲーションゾーンの幅なんですよね。幅300pxのAdsense広告を表示したかったのです。下記を貼り付けることで無事に変更できました。

.site-content {

float: left;

width: 60.104166667%;

}

body.template-front-page .site-content,

body.attachment .site-content,

body.full-width .site-content {

width: 100%;

}

.widget-area {

float: right;

width: 32.041666667%;

}

WordPressでのブログ多言語化にご用心

ブログをバイリンガル化するためにmqTranslateというプラグインを使用していたのですが、もうだいぶ前からアップデートされなくなってしまい、最近のWordPressでは使えません。このプラグインを使い続けるがために3.9.xxで停まっているのですが、いろいろと制約が多すぎてもう限界って感じです。

mq Translateやq Translate Xなどの類似のプラグインがあるようですが、そもそもこの手のプラグインを使用してバイリンガル化するのはリスクが高いのではないかと思うようになりました。なにしろプラグインの製作者が開発をやめてしまったらもうそれまでですから。

いろいろと考えたのですが、多言語化は諦めて英語だけでやろうかな、と思います。日本語はここに書く。あるいはja.yugakurita.comとかサブドメインを作って書く。

コンテンツが固定のサイトならばともかく、バイリンガルのブログって諸刃の剣だと思います。ブログでトラフィックを稼ぐために一番効率が良い方法は頻繁に更新することだと思いますが、二ヶ国語で書かないとならないと思うと面倒くさくてついつい後回しにしてしまう。

とりあえずBackWPupというプラグインを使ってWordRressのバックアップを取ってきました。これから最新の5.1にして、フォトグラファー用のテンプレートとか買ってメインのサイトは英語だけでやろうかなと思っています。

今まで書いた日本語のコンテンツはそのまま残るようにしたいのですが、正直言って不慣れなことなのでどうなるかわかりません。

進捗があったら続きを書くかもしれません。