ミニ氷河期入りって本当?

地球は「ミニ氷河期」入りか、2030年までに-科学者が警告

バレンティーナ・ザーコバ教授率いる英ノーサンブリア大学の研究者たちは、数学モデルに基づき、太陽活動が60%低下し、地球の気温が急低下すると予想した。

というセンセーショナルな文言が踊っていたので驚いてちょっと調べてみたら、こんな記事を発見した。

話題の「2030年ミニ氷河期説」を研究当事者が「極小期は訪れるがミニ氷河期にはならない」と説明

「確かに涼しくはなるでしょう。でもハリウッド映画のように何もかもが凍りつくような氷河期は来ません」

17世紀に太陽活動が低下した期間を「マウンダー極小期」というそうだ。この期間、ヨーロッパや北米では確かに少し寒くなったそうだが、北半球全体で言うと平均気温では0.1度または0.2度程度の低下でしかなかったらしい。しかも今回の極小期は前回よりも短いので、それほど影響は無さそうです。てっきり10度ぐらい低くなるのかと思っていたので肩透かしを食らった感があるが、よく考えてみれば江戸時代の日本で寒さが原因でバタバタと人が死んでいったなんて話は聞いたことがない。

センセーショナルに書きたてほうが反響があるのでついついそういう方向にメディアは流れるんでしょうね。ツイッターなんかもちょっと大げさな文言で感嘆符を付けて写真をアップするとRT&FAVがいっぱい貰えます。しかし、どうなんでしょうか。受ければそれで良いのか? という疑問もあります。結局、大衆がある程度しっかりしないと民主主義ってまともに機能しないでしょうね。

ちなみにこのザーコバ教授は極小期に少々涼しくなったからといって、地球温暖化対策を怠ってはならないと警告しています。

There Probably Won’t Be A “Mini Ice Age” In 15 Year

 

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