プラシーボの力

ガチガチの理系人間が占いなどを頭から馬鹿にして否定するのを良く見聞きする。確かに迷信と言ってしまえばそれまでなのだが、それをポジティブな自己暗示に使えるのであれば、プラシーボ効果の有効利用といえるだろう。プラシーボ効果は科学的に実証された効果なのだから、有効に使わないのは勿体無い。

たとえば自由業でノマドの人間が、風水、九星気学、方位学などといったものを盲信して、「吉方位をとったのだから私の人生はうまくいく」と信じることができれば、これはプラシーボ効果の有効利用といえる。逆に自分の自由にならない転勤や出張が多いサラリーマンが、風水や気学などを信じてしまうのは危険だ。なにしろ凶方位のほうが多いので、ほぼ間違いなく凶方位を取る。そうするとネガティブな暗示がかかってしまい逆効果になる。

何かに挑戦するときに一番大切なのは「自分にはできる」とう自信だと思う。実績があれば自信を持つのは簡単だが、誰だって最初は初心者だ。ポジティブな自己暗示に役立つものならば、何を使っても良いから自信を持ってチャレンジしたほうが良い。自信がないのに挑戦するなんて、不毛で非効率的で時間の無駄だ。挑戦すると決めたら自信を持つことがとても重要だ。そして、その際にこの手の「迷信」が役に立つ。

とりあえずBGMはこれ。

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