月別アーカイブ: 2015年5月

お彼岸に会いましょう

どうしてもバンド名も曲名も思い出せないけど、頭のなかで繰り返し再生されるサビがあって気になって仕方がない。歌詞もサビのeverythingしか思い出せないので、鼻歌で検索できるSoundHoundというアプリをダウンロードして「Everything, Everything んんn〜」と歌ってみたらDeath Cab For Cutieの”Meet Me on the Equinox”だった。「お彼岸に会いましょう」という邦題がついてたらクールだななんて思って思わず一人でニヤついた。音源はすでに自分のiTunesの入ってたが忘れていただけでしたw 今日はこれから東京に出かけます。

 

結局Hustlerを買いました( ̄ー ̄)ニヤリ

車選びに悩みに悩んで結局ハスラーを買った。仕様はG、CVT、NA、4WD、水色/白ツートン。雪道、悪路、車中泊、小回り、燃費といった、自分のニーズを一番高いバランスで満たしているのがこの車だった。普通はウェイクやNBOX+あたりと悩むところだろうけど、最後まで候補に残ったのは初期型フィット4WDの中古だった。無理なくキャッシュで買えるので、万が一ローンの審査に落ちたらフィットにしていたかもしれない。フリーランスなのでローンの審査ってドキドキする。

ハスラーは色でかなりイメージが変わるので大いに悩んだ。最初は赤黒で頼んだが、やはり青白に変えてもらった。この色は正式にはサマーブルーメタリック ホワイト2トーンルーフというらしいが、いかにも夏が似合いそうな色だ。赤黒は日陰に停まっているのを見るとカッコ良いのだけど、晴天下では青白のほうがずっと良い。それと黒いルーフは夏場に暑くなりそうだし、5年以上は乗るつもりなので色あせも気になりそうだ。

富士吉田にスズキアリーナがあるのだが、御殿場のぐみ沢にあるスズキ自販で買った。吉田のスズキで試乗したが、正直言って担当者の感じが良くなかった。そんなに遅れているわけでもないのに直ぐに戻って来いと携帯に電話を掛けてくる。一応、見積もりも出してもらったが値引きもなしで、態度からも誠意が感じられない。同じぐらいの値段ならば近い所で買うのだが、再交渉する気すらおこらなかった。大月や笛吹のスズキ取り扱いモータースでも見積もりを出してもらったが、御殿場が値段も雰囲気も一番良かった。御殿場のスズキまで30km弱ぐらい。田舎なので30-40分ぐらいで行ける。

Gはセットオプションに含まれているシートリフターがないと運転席をフルフラットにできないことが判明したので、ディスチャージヘッドランプとか色々含まれているセットオプションを付けた。シートだけでいいんだけどね…… カーステだけ別途につけるつもりだったが、バックカメラに惹かれてスマホ連携ナビも付けてしまったので結構な金額になりました。

スマホ連携ナビ、セットオプション、純正タープ、ビルトインETC、希望ナンバーを付けて全部で165万円ほど。ディーラーは2.9%のかえるプランが使えるのが大きい。これを使うと安心メンテナンスパックもつくので、メンテ費用や初回車検費用がかなり安くなる。

5年は乗ります。早く乗りたいな〜

EDIT:
御殿場の自販を褒めたが、その後すこし面白くないことも起きた。一箇所ハンコを押してもらうのを忘れていたので、ディーラーまで来てくれと電話がかかってきた。だったら郵送してくれといったが、あくまで来てくれと頼んでくる。富士吉田から御殿場まで往復で一時間以上かかる。時間も取られるしガソリン代もかかる。こちらに来たついでに立ち寄ってくれとと言われたが御殿場に行く予定などない。自分のミスなのに、よくそんなこと平気で頼めるな、と呆れて、向こうに書類を持ってこさせた。長い付き合いをするのは難しいかもしれない。

相続税を支払う必要がある時点で準富裕層以上だという現実

なぜ払う?納得できない税金1位は

R25というフリーペーパーの記事で恐らく対象は30代までの比較的若い社会人だと思う。リストを見てみると3位に相続税が入っている。

【3位 相続税 144pt】
20代だと意識する機会は少ない「相続税」だが、「同じ世帯に暮らして家計をともにしているにもかかわらず税金が発生し納得がいかないから」(30歳)、「家を相続する時に支払う現金がないので、家を売却しなければならないとか、そもそもおかしい」(35歳)など、30代を中心に憤りが多い模様。なお、「破産しそう」(34歳)という人も…。

相続税の基礎控除が『5,000万円+1,000万円×法定相続人の数』だということをどれ位の人が知っているのだろうか? という疑問が湧いてくる。四人家族でお父さんがなくなった場合は控除額が8000万円ですよ。8000万円を超える財産を残した人のみが課税される。一億円資産があっても課税されるのは2000万円です。一般的な庶民は一円も払う必要がない。相続税で大騒ぎする必要があるのは総人口の2-3%ほどしかいない富裕層だけです。知らないんでしょうか?

P.S. 改正されて今は「基礎控除額 = 3000万円 + 相続人の数 × 600万円 」となっています。

メールが面倒くさい

学生のメール離れ 名無し送信や受信箱放置など無作法も増加

学生のメール離れが問題になっているという記事が出ていたが、私のメール離れも同様に2010年ごろから深刻化している。日本の若者の場合はLINEなのだろうけど、私がよく使うのはFacebook Messangerだ。LINEは同じアカウントを使えるデバイスがPC/タブレット1台とPC1台という制限がある。スマホメインでPCは1台あるいは無しってライフスタイルなら良いだろうけど、私のようにデスクトップ1台にラップトップ1台、スマホ2台(iPhone/Android)というライフスタイルにはまったく向いていない。そもそも日本の若者のあのLINEのアクセントが受け入れ難い。お前ら英語できないだろ、と思う。

まぁLINEでもFBでもなんでも良いけど、メッセンジャーに慣れるとメールが非常に面倒に感じて、ついついチェックするのをわすてしまうことがある。とはいえ割とフォーマルな形の仕事のオファーとかは未だにメールが中心なのでメールのチェックはちゃんとしなければならない。この記事を読んで慌ててメールボックスをチェックした。

「格差」がなくなったら文化も芸術も育たない ?

「格差」がなくなったら文化も芸術も育たない ―デヴィ夫人が自著で叫ぶ

浅学にしてこの本は読んでいないが、なるほどお金持ちがパトロンとなって芸術家を支援するからこそ優れた芸術が育つ、という意見は一理あるかもしれない。格差がない社会というのは大衆文化しか育たない社会ということになりますからね。実験的な活動をしているアーティストがいるからこそ、大衆向けの作家もそれを分かりやすい形で取り入れて文化が発展する。しかし、大衆しかいない社会では実験的な活動をしている人たちは総じて経済的に苦境に立たされている。私も結果としての格差は肯定します。だが機会の格差はできるだけ小さいほうが良い。

しかし、お金持ちがパトロンになって才能のある芸術家を支援するって形は、日本ではあまり確立されていないよな気もします。バブルの頃にお金の余った日系企業がゴッホやらルノワールの絵を買いあさっていましたが、買うのは評価の確立したとっくに亡くなっている大家の作品ばかり。現在生きていて、しかも経済的に自立するのが苦しい作家を支援してこそ、お金持ちの存在価値ができると思うのですけどね。結局それをちゃんとやろうとすると審美眼が必要になる。

目利きができない人は評価の確立した作品を買うしかないが、目利きができればまだ有名になっていない才能あふれる作家の作品を安価で購入して大儲けすることもできる。作家にしてみても生活の足しになるのだからありがたいし、直接関わっていない一般人にしてみても同時代に偉大な芸術家が出現すれば、展覧会等で鑑賞する機会ができて恩恵を受けます。どうせならば芸術的に豊かな時代に生きたいですよね?

知り合いの画商からの又聞きですが、ユダヤのお金持ちなどは実際にこういうことをやっている人も多いようですね。アーティストを幸せにして、社会に貢献して、自分もお金を儲けるわけですから、精神的にも金銭的にも豊かになる行為です。日本のお金持ちの方もぜひ見倣っていただきたい。別にいきなり大儲けできなくても良いじゃないですか。まだブレイクしていない作家をチェックして、気に入った作品があれば買ってあげればよいのです。そうすることでその作家は創作活動に専念する時間が増えるのです。すごく感謝されます。そういう行為を繰り返しているうちに自然に審美眼は養われると思います。そしてその作家が現代を代表する作家になったときに得意気に「儂が育てた」と言ってください。事実ですからその作家も肯定するでしょう。それこそが芸術家支援の醍醐味ではないでしょうか?

私もアートフォトを販売していて、多くのお客さんに買ってもらっています。とても感謝しています。私のお客さんは大金持ちというより、金銭的に余裕があって芸術に理解のあるアッパーミドルの人が多いように思われます。こういう階層が増えると文化的に豊かな時代が来るでしょう。

大阪都構想と日本人のメンタリティ

橋下徹氏を全面的に支持するつもりはない。賛同できない意見や行為も多い。しかし、この大阪都構想自体は試してみる価値があるのではないかと思っていた。しかし、蓋を開けてみると結果は僅差ではあるものの否決だった。

日本人というのは行き着くところまで行かないと改革できない民族なんだな、と改めて思った。少子高齢化などの国の根幹に関わる多くの問題も、平時の政権が改革で解決するのは不可能だろう。何しろ高齢者が一番の票田で、若い世代より投票率も高いのだからどうしようもない。口では改革を望むと言いながら、本心で望んでいるのは現状維持と先送りという人間が多いのではないだろうか? そしてその実体は緩やかな衰退である。失敗するかもしれない改革よりもゆるやかな衰退を選んでいるのだ。そして、その緩やかな衰退の責任の一端が自分にもあるという自覚は国民にない。日本で行われた社会の抜本的な改革というと、古くは戦国時代の織田信長の改革だとか、明治維新だとか、第二次世界大戦後のGHQ主導の改革などが思い浮かぶ。大戦後の政権下で改革が行われたことは一度もないし、これからも無さそうだ。

井沢元彦がいうところの『和至上主義』というのは確かに存在しているのだろう。必ずしも悪いものではない。日本の治安の良さはこの『和』の精神に起因すると思うが、同時に『村八分』や『出る杭は打たれる」といった言葉が『和至上主義」の闇を表している。これが根強く残っている限り、日本の社会で改革者が成功することは難しそうだ。和を乱さないと改革なんてできませんから。橋下氏本人も言っていたが、改革というのは既得権益を得てる人たちから嫌われないと絶対にできない。橋下氏の敗因として彼が嫌われすぎたことを挙げる人がいるが、結局、それは改革そのものが不可能だと言っているのと大差ない。大阪の未来を考えて投票した人よりも、「橋下さんってなんとなく和を乱して、みだりに世を騒擾しているような感じがするから、とりあえず反対しよう」といった感じで、和を尊ぶ精神の暗黒面が出てしまったような印象を受けた。

全国的にはまったく知られていないかもしれないが、私の故郷でも規模こそ違うが似たようなことがあった。当時の草加市長だった木下氏が市議会議員の定数削減を公約に再選を目指したところ、共産党から自民党までを含む大連合が出来上がって対立候補を擁立し、木下氏の改革とは直接関係ない彼のスキャンダルを暴きだして市長の座から追い払った。共産党と自民党って主義主張がぜんぜん違うはずでしょ。なんで一緒に戦えるの? と疑問に思うのだが「議員の数を減らされたら権益を失ってしまう」という一点で一致団結したのだ。つまり彼らにとっては市の財政がどうなろうと知ったことではないし、政治的な主義主張の違いなど大きな問題ではない。市というシステムに寄生して最大限の利益を得ることこそがプライオリティなのだ。これからも似たようなことがいろいろな自治体で起こるだろうが、どこでもいっしょだ。結局、破綻するまで変わらない。

で、行き着く処というのはなんだろうかと考えると、やはり地方も国家も財政が完全に破綻してしまうという状況が思い浮かぶ。改革者になりたい人は力を蓄えながらそのタイミングを待ったほうが良いかもしれない。破綻する前に救ってやろうと滅私奉公の精神で働いても嫌われるだけだ。日本の社会で平時に改革を志しても無駄である、ということを示す例がまたひとつ増えた。

HUSTLERに悩む

いろいろ調べてみたがHustlerを買うならば最下位グレードのAはちょっとあり得ないことがわかった。雪道やぬかるみで空転してしまった時にグリップ側の車輪に駆動力を集中させる「グリップコントロール」や、急な下り坂などで時速を7km/hで自動で制御してくれる「ヒルディセントコントロール」が付いていない。つまり、ハスラーのAタイプはワゴンRの4WDモデルと実質かわらない。しかも運転席をフラットにするには、「運転席シートリフター」が必要だそうだ。これは、Xでは標準装備で、Gでは¥64,800のセットオプションを追加する必要がある、そしてAは運転席をフラットにすることができない。つまり、私の用途の場合はGでオプションをつけるしかない。そうするとやっぱりデザイン的に魅力的なツートンを選んでしまう。差額は¥43,200円だ。結局、車体だけで¥1,495,800になり、諸費用をあわせると160万近くなってしまう。ETCやカーステもつけなければならないので、値引きをがんばっても150万は超えそうだ。

これをスズキの残価設定クレジットである「かえるプラン」で買うと月々の支払いは¥22,600ほどになる。しかし、ものは考えようかもしれない。今乗っている2000年製のワゴンR (MC21S)は二年前に諸費用込みで¥222,000で買ったが、結局そのあとアイドリングの不調や、最初からかなりすり減っていたタイヤの交換、ブレーキパッドの交換などで10万前後出費した。仮に総額32万だとして、下取りが8,000円だとすると、月々の出費が13,000円ほどかかったことになる。さらに燃費が14.5km/Lほどなので、二年で約40,000kmほど走行した私は2,759Lほどガソリンを消費したことになる。比較検討する上で、過去二年と今後二年間の石油か価格が同じことにする必要がある。とりあえずガソリンの単価を140円/Lとしよう。ワゴンRの二年間のガソリン代は386,206円、月々約16000円の出費。つまり毎月の車関連の出費は合計で¥29,000円となる。S-エネチャージが付いた新型ハスラーの燃費を22km/Lと仮定して計算してみよう。代車で乗った同じエンジン搭載のMRワゴンの感じからすると、私が乗る場合はこれぐらいの燃費が出るのではないかと思われる。すると今後に年間の消費ガソリンは1,818Lほどになり、約940Lの節約になる。月々のガソリン代は10,600円ほどに下がるので、車関連に支払う毎月の金額は¥33,200になる。差額はたったの4200円だ。

だったら10年落ちの中古を買うより新車の方が良いだろう。性能もあがっているし気分も良い。しかしこの計算には落とし穴があった。「5年のかえるプラン」には「走行距離60,000km以内(超過1kmにつき5円)」という契約終了時の自動車引取条件がついていた! 今のペースで乗っていると5年で10万km走るので、40,000kmオーバーになってしまう。つまり20万円余計に取られるので、これを60で割ると月々3,333円。差額は約7,500円となった。しかし、この場合でも残価の397,500円を支払って買い取るのであれば、ペナルティは関係ないはずなので、更に2年または4年乗るつもりであればあまり気にすることはないかもしれない。

HUSTLERにかなり心が傾いてきたところで、ホンダがハイブリッドで4WDで車中泊もできるSHUTTLEを発売した。こちらはハイブリッドのベーシックモデルでも230万を超えるので予算オーバーだが、ホンダもなかなか良いところをついてきた。

車を買い換えるか否か、それが問題だ。

そろそろ免許の更新と時期だ。ずっと首都圏で生活していて車を持っていなかったので免許はゴールドだ。富士吉田に引っ越してきて2年ほど経つが、ありがたいことに無事故無違反だったので、ゴールドのまま更新できそう。

そして車検もそろそろやってくる。愛車のMC21SワゴンRは平成12年製でそろそろ走行距離が100,000kmを超えそうだ。正直見た目はちょっとボロい。が、走りはけっこうキビキビしていて気に入っている。私は少しぐらい枝が飛び出ている林道とかにも平気で入っていく。新車だとそんなことはちょっとできない。ただしこの車の駆動方式はFFなので、冬場の林道などでは何度か怖い思いをした。ジムニーほどの踏破力は必要ないと思うけど、やはり4WDが欲しい今日このごろ。

私にとって大事なポイントは以下になる。
1) 車中泊
2) 燃費
3) 4WD
4) 取り回し

1) 車中泊については、できればフリードスパイクのように後部座席に就寝スペースを常設できるタイプが良いが、ワゴンRのように助手席を倒しこんでフルフラットシートにするタイプでも耐えられる。結局、このあたりの快適性を追求すると 4) 取り回しが犠牲になるので、1)と4)はトレードオフの関係になる。フルフラットシートにできない車には興味が無い。

2) 燃費については、できれば今使っているワゴンRより燃費が良い物がほしい。ワゴンRは街乗り中心で14km/L、遠乗りで16km/Lぐらい。高速で時速90kmぐらいだすと却って燃費が伸びない。60-70km/hぐらいで走るのが一番効率が良いので、静清バイパスや浜名バイパスを使って伊勢神宮まで行った時には20km/L近く走った。

3) 4WDについては前述のとおり冬の林道対策で必須だと思われる。4) 取り回しいついては、撮影スポットを探すうちに細い行き止まりの路地に入り込んでしまうことがある。どこでもUターン可能な取り回しの良さは重要だ。先程述べたが、これは 1)車中泊の快適性とトレードオフの関係になってしまう。

この辺りを総合的に勘案した結果、候補はこんな感じに絞られた。
a) ズズキ HUSTLER A CVT 4WD 新車 (諸経費込み 1,305,470円)
b) スズキ ワゴンR 4WD 中古 50,000km以内(諸経費込み80万円以内)
c) ホンダ FREED SPIKE G 4WD 新車 (諸経費込み 2,167,350円)
d) ホンダ MOBILIO SPIKE 4WD 中古 50,000km 以内 (諸経費込み80万円以内)
e) 日産 XTRAIL 4WD 中古 50,000km以内(諸経費込み80万円以内)
f) 今の車に乗り続ける

a) HUSTLERにはかなり惹かれる。デザインも燃費も良い。ツートンの赤×黒、オレンジx白、水色x白あたりが欲しいのだが、一番安いAモデルには用意されていないのが少々残念なところだ。ちなみにGのツートーン仕様車だと総額で流石にカラーリングのためだけに20万円余計に払うつもりはない。正直言って車のオプション装備など必要としない。パワーウィンドウでさえなくても構わない。パワーステアリングとスピーカーとシガーソケットがあれば良い。

b) ワゴンR 4WDに買い換える場合は今乗っている車と似たような外装では嫌なので、4代目 MH23Sあたりが良い。新車で買うならHUSTLERにするので、狙いは程度の良い中古。今使っているタイヤがそのまま使用できる可能性がある。

c) FREED SPIKEは車中泊の快適さが魅力だが、新車で買うのはちょっと負担が大きい。4WDはガソリン車のみでハイブリッドはFFだけなのも残念なところ。燃費はいま使っているワゴンRより悪くなる。ハイブリッド4WDがあったら清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ってしまうかもしれない。

d) モビリオSPIKEは車中泊で快適で中古の価格もこなれている。実はいま乗っているワゴンRを買う時もこれにするか悩んだが、当時は新宿に住んでいて買うとなると車庫証明などが大変だった。買った車で引っ越すつもりだったので、登録が容易な軽にした。燃費は今乗っている車よりちょっと落ちると思われる。

e) XTRAILの現行型はフルフラットにできないらしいので旧型になる。フルフラットスペースが170cmちょっとらしいので睡眠の快適度はモビリオのほうが上だと思われる。買う場合は実際にフラットスペースの広さを確認する必要がある。燃費は今乗っている車よりちょっと落ちると思われる。

新車で買うならHUSTLER、中古だったらモビリオSPIKEか四代目ワゴンRが有力な候補だけど、とりあえず今使ってる二代目ワゴンRで車検を取るというオプションも経済的には魅力だ。とりあえずHUSTLERの試乗に行ってくるかな。

Good Charlotte

大分市の高崎山自然動物園で雌の猿が生まれたので名前を公募したところ、ちょうど英国王室で王女が生まれた。結果として「シャーロット」に票が集まったので採用すると発表したところ、「英国に失礼だろう」という苦情が殺到したそうだ。

「もしイギリスの動物園で日本の皇族の名前を動物につけたら不愉快だろう」という意見もあるようなので想像してみたが、明らかに悪意があるならばともかく、そうでなければ親近感の表れと受け取るのではないだろうか?

という訳で、個人的には猿の名前はシャーロットのままで良いと思う。

ガーディアンもこのニュースを取り上げているが、コメント欄を見ると大半の人は問題無いと感じているようだ。もしろそんなことを心配する人たちを心配する声が多い。

高崎山の猿というとイモ洗いの話でも有名ですね。またエピソードが一つ増えた。いちど行ってみたい。と書いてふと思った。もし、これが広報活動だったとしたらかなり高度だな……

プロのストリートフォトグラファーという職業は存在すのか?

昨年、知人が一部上場企業を退社して、プロのストリートフォトグラファーを目指しだした。彼はとても写真が上手だ。Street /Candidという分野に限って言えば世界でもトップクラスの実力と言っても過言ではないと思う。

私が彼と飲んだ時には彼はすでに仕事を辞めていた。基本的に私は仕事を辞めて夢を追うような人が好きだ。しかし、その時わたしが思ったのは、プロのストリートフォトグラファーになると言っても、果たしてそんな職業が本当に存在しているのだろうか? という疑念だ。

もちろん森山大道さんのようにストリートフォトでのしあがった人もいるが、今とは時代が違う。その森山大道さんにしても最近では客員教授や講師として後進を指導することが主要な活動になっているようだ。最近は肖像権の侵害が声高に非難されるようになった。この傾向は今後も強まっていくと思う。強い逆風が吹いている分野だ。どんなに才能豊かな人間でも時代の流れに逆らって成功をおさめるのは難しい。

しかし、どうしてもストリートフォトグラフィーをメインの活動としてやっていきたいならば、私ならこうするだろう。

1) 海外で有名になる(肖像権の問題もあって国内での活動は制限されると思う)
・海外で写真集出版
・海外で個展
2) 有名になったら生徒を集めて月謝を主要な収入源とする

写真家にかぎらず、書道家であれ画家であれ、プロのアーティストだと思われている人の多くは生徒からの謝礼で生活を立てている。あるいは実家や配偶者が裕福で経済的な心配をする必要がない人が多い。写真の場合はライターを兼業したりツアーやガイド関連のビジネスに関わる人もいる。プリントや写真集の販売といった「純粋に写真家としての収入」がメインのプロ写真家は少ない。

風景と違ってストリートではプリントの販売は難しいだろう。見ず知らずの人の顔がばっちりと写っている写真を額装して飾りたがる人は少ない。クライアントからストリートでの撮影を依頼されるケースもありそうもない。写真集は多少の現実味があるが、日本の出版社はトラブルを恐れて及び腰になるだろう。そもそも写真集自体が売れないので、ストリートにかぎらず出版が難しくなっている。しかし、海外ならまだ可能性はあるだろう。

「プロになるって、具体的にどういう計画なんです?」と彼に訊いたら、「とにかく一日5000枚撮ってやる」と言っていた。そういう問題では無いだろうと思った。まず目的地とルートを決めてから一生懸命ペダルを漕ぐべきだ。しかし、彼はとにかくペダルを漕ぎまくると言った。それでは永遠に目的地にたどり着かない。

しかし、実際に一日5000枚撮ってたころの彼の写真は凄かった。ひょっとしたら奇跡が起こって、感動したお金持ちがパトロンになってくれる可能性もあるかもしれない、とさえ思った。しかし、貯蓄が尽きて雇用保険も切れると生活に追われるようになり、とたんに撮る枚数が減って、それに応じて写真のレベルも落ちてしまった。

私の周りには写真にハマって仕事をやめてしまった人が結構いる。そういう人たちは思い切ったことをするだけあって、みんな写真の実力は高い。しかし、写真が上手ければプロとして稼げるという単純なものではない。仕事を辞めて背水の陣を敷くのも時として有効だと思うが、具体的な計画と2−3年は食べていけるぐらいの蓄えがないのならば、考えなおしたほうが良いように思われる。

先日も文芸翻訳家について書いたときに述べたが、そもそも、目指している職業が本当に実在しているのか? これからも存在し続けるのか? ということはよく考えたほうが良いと思う。どんなに極めても、たとえ世界一になっても、生計を立てるだけの収入が得られない分野というのも存在する。もちろん自分がその道で唯一のプロになるのだ、という気骨を持てるのならば素晴らしいと思う。

「好きなことをやれ」というのは正しい。しかし、それだけでは不十分ではないだろうか? 情熱、適正、収入の3条件を高い次元で満たすのが天職だと思う。「才能」という言葉を安易に使うのは気が引けるが、どれだけ好きでも向いていないこともある。それに適正があれば上達も早く、努力自体が楽しくなって努力だと感じなくなるので、やはりある程度の適性は必須だろう。情熱と適正という2つの要素を満たしていても、お金にならないことでトップになっても職業にはできない。

私は最初から会社勤めにはまったく興味がなく。放浪生活から帰国した後は少しだけ勤めて直ぐにフリーの翻訳者になった。そしてだらだらと「名盤を作る」という夢を追ってきた訳だが、写真を始めてたった2−3年でプロとして活動するようになった今ではなぜ成功しなかったのかよく分かる。悔しいが音楽に関してはシンガー・プレイヤーとしての適性が足りなかったと認めざるをえない。パフォーマーとしての自分の適性に早い時期に見切りをつけて、作曲とプロデュースに専念していればもう少し可能性もあったかもしれない。10年、20年と夢を追い続けるとやめるにやめられなくなる。「この山にこんなに時間を掛けて登ったのに、今さら他の山に登るの?」という考えが浮かんでしまう。

一意専心で遮二無二に3年やってまったく結果が出ない場合は諦めたほうが良いと思う。遮二無二にできない場合はそもそも情熱が足りない。極めてもお金にならない分野は、自分の時間を作りやすく且つあまり苦にならない本業を持って、気合の入った趣味にするのが良いと思う。